最後の親孝行

 

仏教の根源は、「四苦八苦」から救うという点にあるんだそうです。四苦とは、生・老・病・死です。人間は病気になったり、年老いたり、死ぬ。これを知りながら生きることも苦である。さらにこの四苦に愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとっく)・五蘊盛苦(ごうんじょうく)の四苦を加えたものを八苦と言うんだそうです。つまり前の四苦は、人間の生きものとして起こる苦しみであり、後の四苦は、人間が人間であるために味わう苦しみを言われたものです。
この苦しみから解放されるには、修行を積んで涅槃(ねはん)の世界にはいることです。
ただ、一般の人が涅槃の世界に入るのはとても難しい。それを救うのが、阿弥陀如来様で、「南無阿弥陀仏」と唱えることにより、阿弥陀如来様が亡くなった人間の魂を救ってくれるのだそうです。
死んだ人間は念仏を唱えられませんので、周りの人間が代わりに「南無阿弥陀仏」と唱えることにより、魂が元気づけられ、足元を照らされて極楽浄土にたどりつけるのだそうです。
「南無」はサンスクリット語で「「わたくしは帰依します」を意味し、「阿弥陀仏」は、「無量の寿命の大仏(amitaayus)」「無量の光明の仏(amitaabha)」 を意味するのだそうです。
宗派が違ったり、別の宗教の方は、それぞれの祈りの言葉でもいいし、故人を思い浮かべるだけでも良いのだそうです。
人の没後49日目に、次に六道中のどの世界に生まれ変わるため、6つの審判を受けるのだそうです。遺族が法要を唱えることにより、魂は救われて輪廻できるのだそうです。
お母様のご冥福をお祈りして、時間がある時には南無阿弥陀仏を10回、唱えてくださいね。

 

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昨夜 友達から届いたメール。

3日に亡くなった母にできる最後の親孝行に南無阿弥陀仏を唱えたいと思います。